2018年2月22日木曜日

【西雄郡】亜熱帯気分味わう

松山で「スターフルーツ」収穫!


 松山市土居田町で造園業を営む永木功(いさお)さん(64)は、自宅横のハウスで亜熱帯フルーツ『スターフルーツ』を育てている。
2月上旬にかけて食べ頃を迎える。2㍍以上に育った樹には40個ほどの実がなり、親族や近所に配って“珍味”を楽しんでもらっている。

 スターフルーツは、その名の通り星型の果実だ。洋食では、輪切りにしてサラダに使われていることが多いという。

 永木さんは8年前、「実がなる植物はおもしろいけん、育てたい」と、沖縄県からスターフルーツの苗木を取り寄せ、ハウス内に地植えした。翌年、挿し木して鉢で育て、3年経った頃から収穫できるようになった。4月下旬から10月下旬はハウスの外に出し日光を当て、追肥や潅水、摘果をする。

永木さんは「甘酸っぱいけん、サラダに入れたらアクセントになっておいしい」と話す。

「今年はきれいにできた」とスターフルーツを手にする永木さん

2018年2月19日月曜日

【ごご島共撰部会】2L中心、750㌧出荷

市場も高評価のイヨカン!


 イヨカンの生産者で組織する、ごご島共撰部会は2月上旬、イヨカンの選果がピークを迎えている。

 松山市泊地区(興居島)の同JAごごしまセンターでは、日量最大8㌧を選果する。2Lサイズを中心に、奈良や大阪、名古屋の3県4市場に、3月上旬にかけて750㌧(前年比111㌫)を出荷する予定だ。

 同部は今年度、泊・鷲ヶ巣地区の62人が、40㌶でイヨカンを栽培。酸が低く食べやすいイヨカンに仕上がっている。品質が統一した高品質なイヨカンを出荷するため、生産者が庭先選別したものを、同センターのベテラン作業員が再度、病気や傷の有無などを目視で確認し、選別する。

同部会の中川保共撰長は「正品率が7割以上と高く、品質・味ともに良い。市場からも高評価を得ている。
後継者が3人増え、若い力とともに頑張っている」と自信を見せる。

イヨカンの傷の有無などを目視で確認し、選別するベテラン作業員

2018年2月16日金曜日

【南部】地域全体で意識向上

遊休農地を花で彩る!


景観の維持や、生活環境保全の取り組みの一環として遊休農地を活用し、地域を活気づけたい―松山市高井町の高井農地維持保全会が取り組む、白色の葉牡丹100個を使った「たかい」の花文字が地域の人の目を楽しませている。

4月上旬にかけてパンジーやチューリップが咲き誇る。今後は看板を立て、活動内容を紹介し、「見える化」を図っていく予定だ。

 同保全会は、会長の池水武光さんを筆頭に、農業者を中心に地域全体で組織する。国の多面的機能交付金を活用し、3年前から花を植え、昨年から花で文字を作り始めた。

 植栽する圃場はおよそ8㌃。「たかい」の文字が見えるように、車道側の畝を低くし30㌢の傾斜をつけた。色鮮やかなパンジーやビオラなど計770株を植栽した。散歩やランニング中の人が、立ち止まり写真を撮って楽しんでいる。

花文字で地域を元気にしたいと意気込みます

2018年2月13日火曜日

【浮穴】発酵期間と完熟度合が鍵

南さんの牛糞堆肥が好評!


 松山市南高井町の黒毛和種の肥育農家・南耕一さん(60)が作る、牛糞堆肥の評判が上々だ。自身が育てる牛の糞や県内の和牛農家から仕入れた糞、スギやヒノキなど国産木材のオガクズのみを使うことにこだわり、栄養価の高い堆肥に仕上げている。
JA松山市を通して一袋20㌔を430円(税込)で販売。バラ売りは2㌧1万7,380円(税込)で、南さんが生産者の圃場へ堆肥を届ける。年間400㌧ほどを取り扱う。

 南さんは伊予市の堆肥場で、7~8ヵ月間かけて、堆肥を15回切り返し発酵させる。その後は自宅近くの堆肥場に持ち帰り、水をまき水分量を調節しながら、さらに切り返して完成させる。南さんは「時間をかけて発酵させ、しっかり完熟した堆肥に仕上げている」と話す。

 数多くの固定客がおり、「他の堆肥よりも野菜の生育が良いし、甘みが出る」と好評だ。

南さんが作るこだわりの牛糞堆肥には、多くのファンがいます

2018年2月8日木曜日

【共済部】接客スキルの質を競う

県大会で優秀賞に輝く


 御三戸支所の松岡真帆職員は1月15日、JA松山市の代表として、県下12JAの共済担当者(スマイルサポーター)が接客スキルと顧客満足度の向上を目指して競う「ロールプレイング大会」に出場し、優秀賞を受賞した。
聞き取りやすい声で、目を見ながら笑顔で話す姿が評価された。

同大会は持ち時間12分間の中で、共済タブレット端末「Lablet’s(ラブレッツ)」を使い、自動車共済の加入者へ保障内容の拡充を提案する。松岡職員は、契約者と一緒に現在の契約内容を確認した後、不十分な保障がもたらすリスクや保障をグレードアップした際の掛け金を説明した。

共済窓口を担当して3年目になる松岡職員。自動車共済の継続対応では、拡充した保障プランを3通り用意するなど契約者に合わせた提案に努めている。


専門用語を使わず、分かりやすい言葉で説明する松岡職員

2018年2月5日月曜日

【レタス部会】トップセールスでPR

奈良でレタスの販促!


 レタスの消費拡大を目指し、レタス部会は12月下旬、出荷先の奈良県でトップセールスを行った。
同部の相原啓司部会長をはじめ、岡本靖松前町長やJA松山市の岡田明夫常務などが奈良中央青果㈱を訪れ、市場関係者に産地の現状を紹介し、ピーアールした。

 今年は寒波や悪天候の影響で、全国的にレタスの数量が激減し、品薄状態が続いている。市場関係者は「JA松山市のレタスは品質が高く、適期収穫で重量も十分だ」と期待する。
 同部会は「台風などの影響もあり、圃場準備や定植が遅れた。細やかな潅水や追肥などで対応している」と話した。

 同部は今年度、48人がおよそ13.7㌶でレタスを栽培する。2月上旬頃に最盛期を迎え、5月上旬にかけて、奈良や地元市場に342㌧を出荷する予定だ。

トップセールスを行い、消費拡大を目指します


2018年2月2日金曜日

【営農】米や裸麦の等級つける

農産物鑑定会で技術向上


 JA松山市は1月19日、営農センターで農産物検査員鑑定会を開いた。

検査員の資格を持つ、営農指導員や購買担当者など職員計13人が出席。検査員の鑑定技術の向上を目指そうと、米や裸麦の等級検査と筆記試験を行った。

同JAは、森松倉庫や昌農内倉庫、久万ライスセンターなど計8ヵ所で、米や裸麦の入庫時期に等級検査を行っている。定期的に検査員鑑定会を行うことで、入庫時の検査基準の統一を図っている。

 鑑定会は、国内産の水稲うるち玄米40点、水稲もち玄米10点、裸麦10点の計60点の等級検査と、米10点の品種鑑定を行った。職員は、カルトンに並べた玄米や裸麦を目視で確認した。整粒歩合や未熟粒、カメムシなどの病害虫被害、形質などから判断した。米は1~3等級および規格外に、裸麦は1~2等級および規格外の等級をつけた。

検査員の資格を持つ職員が、目視で米の等級を確認します

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