2017年11月16日木曜日

【JA】 台風21号・過去最大の被害

早期に復旧作業進める


 10月下旬の超大型の台風21号により、当JA管内では農業用ハウスの倒壊やビニールが破損したほか、収穫を控えた農作物が倒伏するなど、被害が相次いだ。生産者は早期の復旧作業に取りかかっている。

 久万高原町では、トマトの生産者の約半数に当たる51人のハウスおよそ359㌃が被害を受け、一部で全壊したハウスもみられる。平野部で被害が大きい白葱は、12月中旬から収穫を控えているが、栽培面積およそ5.4㌶のうち2㌶で白葱が倒伏し、被害額は530万円に上る。

 余土地区で栽培する10㌃の白葱全てが倒伏した木村建治さん(30)は、手作業で倒れた白葱を起こして株元に土を寄せ、株の両脇にマイカー線を張り応急処置を施した。木村さんは「順調に生育して品質が良かったのに悔しい。でも、まだ諦めてない。なので必死に作業して、今後も管理に力を入れる」と最善の策を尽くす。

倒れた白葱の株元に土を寄せ応急処置を施す木村さん

このページの先頭へ