2017年10月4日水曜日

【岡田】今月末に献穀式

やっと収穫、脱穀!


 新嘗祭の精粟の献穀者、松前町西古泉の農家・福島清繁さん(72)と和子さん(70)夫妻は9月8日、黄金色に輝く粟を手作業で収穫した。同月下旬には、乾燥や脱穀などをし、10月下旬の宮中での献穀式に奉納する。

 夫妻は6月9日、5㌃に粟を播種した。鳥害被害を防ぐため、播種後に圃場の周囲と上部にネットを張り、被害もなく順調に生育した。除草剤が使えないため、病害虫が発生する原因となる雑草を取り除くことに苦労したが、一つずつ手作業で行った。また、土壌の乾燥時は畝間潅水したほか、倒伏を防ぐために株の両脇にマイカー線を張って管理してきた。無事に収穫期を迎えた清繁さんは「『やっとできた』とホッとしている。良いできやと思う」と安堵の表情を浮かべた。




秋晴れの中、一つずつ粟を収穫する福島さん

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